特許
J-GLOBAL ID:201003082912631420

転がり軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-012851
公開番号(公開出願番号):特開2010-060127
出願日: 2009年01月23日
公開日(公表日): 2010年03月18日
要約:
【課題】 転がり軸受装置において、密封部材の密封性を高めるとともに、その摺動抵抗を大きくさせないことである。【解決手段】 ハブユニット100を構成する密封部材5において、ハブホイール2の外周面に装着されるスリンガ23のフランジ部31を、アキシャル方向にへこませて凹部32を形成する。そして、密封部材5においてスリンガ23と対向配置されるシール部材29のゴム材25から突設される第1リップ部26の先端部26aを凹部32に入り込ませ、その下面(ラジアル方向の内側面)と凹部32の内壁面との間に隙間eを形成する。フランジ部31を伝って落下する異物37は、第1リップ部26により、軸受部分に侵入することが阻止される。第1リップ部26の上面(ラジアル方向外側の面)に堆積した異物37の重さで、第1リップ部26が垂れ下がると、隙間eが閉塞される。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
筒状の外輪部材と、該外輪部材と同心に配置される内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材との間に介装される転動体と、前記外輪部材と前記内輪部材との開口から前記転動体の転動面に異物が侵入しないようにその開口を密封する密封部材とを備え、前記外輪部材と前記内輪部材がそれらの軸線周りに相対回転可能にされた転がり軸受装置であって、 前記密封部材は、スリンガと、該スリンガに対向配置されるシール部材とが組み合わされてなり、 前記スリンガは、前記内輪部材の外周面に装着される円筒部と、該円筒部におけるアキシャル方向の一端部からラジアル方向の外側に向かって延設されるフランジ部と、を備え、 前記シール部材は、前記外輪部材の内周面に嵌合される芯金と、該芯金に被着され、前記スリンガに向かってリップ部が突出した弾性部材と、を備え、 前記スリンガのフランジ部をアキシャル方向で、前記シール部材よりも遠ざかる方向にへこませて、その全周に亘って凹部を形成し、 前記シール部材のリップ部の先端部を前記凹部に入り込ませるとともに、前記リップ部のラジアル方向の内側の面と前記凹部の内壁面との間に隙間を設けたことを特徴とする転がり軸受装置。
IPC (2件):
F16C 33/78 ,  F16C 19/18
FI (2件):
F16C33/78 K ,  F16C19/18
Fターム (13件):
3J016AA01 ,  3J016BB03 ,  3J016BB16 ,  3J016BB17 ,  3J701AA02 ,  3J701AA32 ,  3J701AA43 ,  3J701AA54 ,  3J701AA62 ,  3J701BA73 ,  3J701FA13 ,  3J701FA31 ,  3J701GA02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 転がり軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-295569   出願人:日本精工株式会社

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