特許
J-GLOBAL ID:201003090197364845
有限要素解析装置、有限要素解析方法及びコンピュータプログラム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
福永 正也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-347739
公開番号(公開出願番号):特開2010-061177
出願日: 2006年12月25日
公開日(公表日): 2010年03月18日
要約:
【課題】解析対象物の形状が複雑になった場合であっても、演算時間が指数級数的に増大することがなく、演算処理負荷を軽減しつつ演算時間の短縮を図ることができる有限要素解析装置、有限要素解析方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】最上位階層に属する節点ごとに残差を変分原理又は積分方程式に基づいて算出し、算出された残差に対する節点変位の変化量を節点ごとに算出する。算出された変化量に基づいて、該階層の節点変位を更新し、変位及び応力を求めて次の階層に属する節点ごとの残差を算出する。算出された残差に基づき変位及び応力を求め、該階層が最終階層でない場合、同様の処理により変位及び応力を更新する。最終階層である場合、算出された全ての階層の残差が所定値より大きいときは、更新された変位、応力及び残差に基づいて最上位階層から処理を繰り返し、所定値以下である場合、収束した解として出力する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
要素と節点とで複数の階層に分割された解析対象物を節点ごとに解析する有限要素解析装置において、
全ての階層にて節点物理量、解析対象独立物理量及び解析対象従属物理量の初期値を設定する手段と、
最上位階層に属する節点ごとに残差を算出する手段と、
算出された残差に対する節点物理量の変化量を算出する手段と、
算出された変化量に基づいて、該階層の節点物理量を更新する手段と、
更新された節点物理量に基づいて該階層の解析対象独立物理量及び解析対象従属物理量を更新する手段と、
更新された解析対象独立物理量及び解析対象従属物理量に基づいて次の階層に属する節点ごとの残差を算出する手段と、
算出された残差に対する該階層の節点物理量の変化量を算出する手段と、
算出された変化量に基づいて、該階層の節点物理量を更新する手段と、
更新された節点物理量に基づいて該階層の解析対象独立物理量及び解析対象従属物理量を更新する手段と、
該階層が最終階層であるか否かを判断する第1の判断手段と、
該第1の判断手段で最終階層ではないと判断した場合、更新された解析対象独立物理量及び解析対象従属物理量に基づいて次の階層に属する節点の残差を算出する手段と、
算出された節点ごとの残差に対する節点物理量の変化量を算出する手段と、
算出された変化量に基づいて、該階層の節点物理量を更新する手段と、
更新された節点物理量に基づいて該階層の解析対象独立物理量及び解析対象従属物理量を更新する手段と、
前記第1の判断手段で最終階層であると判断した場合、算出された全ての階層の残差が所定値より大きいか否かを判断する第2の判断手段と、
該第2の判断手段で所定値より大きいと判断した場合、更新された節点物理量、解析対象独立物理量、解析対象従属物理量及び残差に基づいて最上位階層から最終階層まで繰り返し節点物理量、解析対象独立物理量及び解析対象従属物理量を再度更新する手段と、
前記第2の判断手段で所定値以下であると判断した場合、更新された解析対象独立物理量、解析対象従属物理量及び残差を出力する手段と
を備えることを特徴とする有限要素解析装置。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (1件):
前のページに戻る