抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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部分グラフ同型性判定問題は2つのグラフGとHが与えられたとき,GをHに埋め込めるかどうかを判定する問題である。この問題は,ハミルトンパス問題や最大クリーク問題など多くのNP-完全な問題を含んでいるため,一般のグラフ上だけでなく,二つのグラフを連結な平面グラフに制限してもNP-完全である。本論文では,ハミルトンパス問題や最大クリーク問題,同型性判定問題を多項式時間で解くことができるグラフクラス上の部分グラフ同型性判定問題を扱う。具体的には,真区間グラフ(Proper interval graphs),準閾値グラフ(Trivially perfect graphs),二部置換グラフ(Bipartite permutation graphs)上の部分グラフ同型性判定問題がNP-完全であることを示す。また,これらのグラフクラスの部分クラスである補鎖グラフ(Co-chain graphs),鎖グラフ(Chain graphs),閾値グラフ(Threshold graphs)に対し,多項式時間アルゴリズムを提案する。(著者抄録)