抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Al合金の鉄道車両への適用と軽量化について概説し,省エネルギーの観点から車両の軽量化の意義とアルミ車両の今後の課題を明らかにした。新幹線車両の100系と300系を比較した場合,300系では台車,構体,電気部品等の軽量化により,全体で25%程度軽量化された。車両の軽量化は省エネルギー,沿線の地盤振動低減及び軌道保守費用の低減に寄与している。軽量化の取組みには,動力制御方式等の変更と集約化,台車等の部材の小型化と薄肉化,及び鉄系材料からAl合金や複合材料への材料の置換がある。車両の構体や車体内部の部品へのAl合金の実際の使用例を示した。今後のAl合金の適用範囲の拡大には,衝突安全性の確保や鋼製重量部品のAl合金への置換等が必要である。