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J-GLOBAL ID:201102203074086134   整理番号:11A0295356

トマト全茎切断におけるアスコルビン酸および黄化処理が抗酸化酵素活性とフェニルプロパノイド代謝に及ぼす影響

Effect of Ascorbic Acid and Etiolation on Antioxidant Enzyme Activity and Phenylpropanoid Metabolism during Shoot Regeneration from Cut Ends of Tomato Stems
著者 (7件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 45-51 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 1882-3351  CODEN: EGKZA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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トマト茎切断面からシュートを形成させる全茎切断法は,トマト栄養繁殖系品種の簡易増殖法として期待されている.これまでの研究では,アスコルビン酸(AsA)の葉面散布あるいは茎切断部の黄化処理によりシュートが増加することをみいだした.そこで,両処理の相加効果を期待して同時に処理したが,黄化処理単独の効果しか得られなかった.この現象を明らかにするために,AsA および黄化処理したトマト茎切断部の抗酸化酵素活性とフェニルプロパノイド代謝を調べた.トマト茎切断部での抗酸化酵素活性は,対照よりも AsA および黄化処理で有意に高く,切断前のトマト茎よりも高く維持された.また,H2O2 およびマロンジアルデヒド含量は,対照よりも AsA および黄化処理で有意に低かった.一方,phenylalanine ammonia-lyase 活性とフェノール物質含量は,対照よりも AsA および黄化処理で有意に低かったが,polyphenol oxidase および peroxidase 活性は,処理による顕著な差がみられなかった.以上の結果から,トマト全茎切断法における AsA あるいは黄化処理によるシュート形成促進機構は同じ作用機作であり,それは抗酸化酵素による酸化ストレスの抑制とフェノール物質の蓄積を抑制することに起因することが示唆された.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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野菜  ,  物質の代謝  ,  植物の生化学 
引用文献 (33件):
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