抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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定山渓森林理水試験地は,北海道札幌市郊外の国有林内にあり,積雪寒冷地における森林水文研究のため,1987年以降,隣接する2小流域の流出量と降水量の観測がおこなわれ,現在も継続中である。通年データの整備された1991年から2001年までの日流出量,日降水量は公表済みである。本報告は,その後の2002~2007年について日流出量,日降水量を取りまとめたものである。また,1998年におこなわれた森林蓄積量調査の結果についても記載した。なお,観測期間中の主な出来事は次の通りである。2002年5月にフロート式自記水位計にポテンショメーターを取り付け,水位をデータロガーで記録するようにした。量水堰堤に関して,2003年1~3月にノッチ部の鋼板およびゴミ除けの金網を更新し,堰堤湛水池の排土をおこなった。しかし,新しい金網が出水時に頻繁に目詰まりしたため,2006年9月に金網上部を切除して目の粗い網を取り付けた。雨雪量計台の老朽化が原因と思われる降水量の欠測が頻発したため,2005年11月に雨雪量計台を更新した。(著者抄録)