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J-GLOBAL ID：201102204312178774   整理番号：11A1608569

焼成貝殻を用いた高機能凝集沈殿剤の開発

Development of efficient precipitator composed of baked shell

著者 (4件)： 寺井章人 (京都大学農学研究科) ,  山本房市 ((株)四電技術コンサルタント) ,  大橋友孝 ((株)ハイドロワークス) ,  豊原治彦 (京都大学農学研究科)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 77  号： 5  ページ： 871-875 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 養殖の副産物として大量に廃棄されているマガキ貝殻を原料とした凝集沈澱剤を開発した。焼成温度(200°C~600°C)が凝集沈殿効果に及ぼす効果を検討した結果,400°C 焼成が最も効果的であった。比表面積及び粒度分布測定の結果,焼成温度が高いほど比表面積及び粒径は小さくなった。これらの結果から,400°C 焼成の貝殻がもっとも高い凝集沈殿効果を示したのは,400°C がフロック形成に有効な小さな粒径と,フロック強度に必要な大きな比表面積を貝殻に付与するのに最適な焼成温度であるためと推測された。(著者抄録)

シソーラス用語： *温度 ,  *貝殻 ,  *水処理 ,  *マガキ ,  フロキュレーション ,  粒度分布 ,  水産副産物 ,  *焼成温度 ,  *無脊椎動物
準シソーラス用語： フロック化 ,  *凝集沈澱剤

分類 (2件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  用水の化学的処理  (SC02040E)

引用文献 (17件)：

• 1) 和田洋六.水と不純物.「水のリサイクル」(和田洋六著)地人書館,東京.1992; 15-52.
• 2) Wibowo S, Velazquez G, Savant V, Torres JA. Effect of chitosan type on protein and water recovery efficiency from surimi wash water treated with chitosan-alginate complex. Bioresour. Technol. 2007; 98: 539-545.
• 3) 榎 牧,佐藤道佑,金田航大,関山亮太,中川 明,浦木康光,兼廣春之.海藻ペーストを用いた浚渫用凝集剤の開発,日水誌 2008; 74: 688-693.
• 4) 平成21年漁業・養殖業生産統計.農林水産省.2010.
• 5) 渡部哲光.バイオミネラルおよび硬組織形成の仕組み.「バイオミネラリゼーション・生物が鉱物を作ることの不思議」(渡部哲光著)東海大学出版,東京.1997; 105-118.

タイトルに関連する用語 (4件)： 焼成 ,  貝殻 ,  凝集沈殿剤 ,  開発