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J-GLOBAL ID：201102204639323700   整理番号：11A0782220

アントシアニン由来フェノール酸は模擬胃腸消化およびミクロソームグルクロニル化後にグルクロニドを形成する

Anthocyanin-derived phenolic acids form glucuronides following simulated gastrointestinal digestion and microsomal glucuronidation

著者 (3件)： WOODWARD Gary M. (Univ. East Anglia, Norwich, GBR) ,  NEEDS Paul W. (Inst. of Food Res., Norwich, GBR) ,  KAY Colin D. (Univ. East Anglia, Norwich, GBR)
資料名： Molecular Nutrition & Food Research  (Molecular Nutrition & Food Research)
巻： 55  号： 3  ページ： 378-386  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： H0535A  ISSN： 1613-4125  CODEN： MNFRCV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年慢性疾患の進行に炎症が重要な役割をすることが示され,アントシアニンなどのポリフェノールが慢性疾患の危険性を減じるといわれる。摂取されたアントシアニンが尿または血中で検出されるのは1%以下で,ほとんどが消化吸収過程で代謝される。今回in vitroのヒト胃腸消化系モデルを用いてアントシアニンの代謝物を同定したところ,30分後までアントシアニンの分解はみられなかったが,15分後にアントシアニンアグリコンが有意に減少し,120分後までにシアニジン-3-グルコシドが損失したが,フェノール酸分解物質は検出されなかった。その後ヒト肝臓ミクロソームと培養するとペラルゴニジンは4-ヒドロキシ安息香酸に代謝され,さらに2種類のグルクロニド抱合物に代謝された。またシアニジンはプロトカテク酸に代謝され,その後3種類のグルクロニド抱合物に代謝された。

シソーラス用語： *アントシアニン ,  ヒドロキシ酸 ,  *フェノール類 ,  芳香族カルボン酸 ,  代謝産物 ,  消化 ,  ミクロソーム ,  グルクロン酸抱合 ,  グリコシド ,  in vitro実験 ,  ヒト ,  生体モデル ,  多価フェノール ,  ピリリウム ,  *芳香族縮合化合物 ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  グルクロニド ,  *フェノール酸

分類 (2件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R)

物質索引 (9件)： 4-ヒドロキシ安息香酸 ,  シアニジン ,  シアニジン3-グルコシド ,  プロトカテク酸 ,  ペラルゴニジン ,  ペラルゴニジン3-グルコシド ,  1-O-(4-カルボキシフェニル)-β-D-グルコピラヌロン酸 ,  1-O-(2-ヒドロキシ-4-カルボキシフェニル)-β-D-グルコピラヌロン酸 ,  1-O-(6-ヒドロキシ-3-カルボキシフェニル)-β-D-グルコピラヌロン酸

タイトルに関連する用語 (6件)： アントシアニン ,  フェノール酸 ,  消化 ,  ミクロソーム ,  グルクロニル化 ,  グルクロニド