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J-GLOBAL ID：201102205645471955   整理番号：11A1732798

行為者の属性・関係構造による行為の動的変化を考慮したネットワーク成長モデル

An Evolving Network Model with Dynamic Variation of the Performance by Attribute and Relation Structure

著者 (4件)： 小笠原寛弥 (北大 大学院情報科学研究科) ,  鈴木育男 (北大 大学院情報科学研究科) ,  山本雅人 (北大 大学院情報科学研究科) ,  古川正志 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(CD-ROM)  (情報処理学会論文誌 論文誌ジャーナル(CD-ROM))
巻： 52  号： 10  ページ： 2934-2943  発行年： 2011年10月15日 
JST資料番号： Z0778B  ISSN： 1882-7837  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「行為を決定するのは,行為者の属性と自身を取り囲む関係構造である」これはネットワーク分析における基本的な考え方である。行為者間の相互作用とそれにともなう行為の変化は,ネットワークの性質に大きな関わりを持っており,そのダイナミクスは重要な研究課題である。本研究ではこうした考え方に代表される,相互作用がはたらく集団におけるネットワーク成長を結合振動子によりモデル化する。これは結合振動子が,振動子自身の要素として固有振動数と位相を持ち,その固有振動数と他の振動子との位相差による作用により,自身の振動数を決定する特性を持つためである。行為者間の関係と結合振動子間の関係は類似している。我々は以上の背景に基づき,ネットワーク成長モデルを提案し,その性質や構造,ダイナミクスについて議論する。(著者抄録)

シソーラス用語： 情報ネットワーク ,  成長 ,  *ネットワーク法 ,  動的系 ,  相互作用 ,  モデリング ,  振動子 ,  固有振動数 ,  *システムダイナミックス ,  ネットワーク構造 ,  システムモデル
準シソーラス用語： *ネットワーク成長モデル

分類 (2件)： ネットワーク法  (KA03040X) ,  システムモデル  (IB02000Z)

引用文献 (23件)：

• 1) Watts, D.J. and Strogatz, S.H.: Collective dynamics of 'small-world' networks, Nature, Vol.393, pp.440-442 (1988).
• 2) Watts, D.J.: Small Worlds: The Dynamics of Networks Between Order and Ran-domness, Princeton University Press (1999).
• 3) Albert, R. and Barabasi, A.L.: Emergence of scaling in random networks, Science, Vol.286, pp.509-512 (1999).
• 4) Barabasi, A.L.: LINKED: The New Science of Networks, Perseus Publishing(2002).
• 5) 安田雪:ネットワーク分析,新曜社(1997).

タイトルに関連する用語 (4件)： 行為 ,  属性 ,  動的変化 ,  成長モデル