抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
断続力学系においてもカオス制御に関する研究は重要であり,制御手法の提案や実験的検討が盛んに行われている。特に,この種の研究の大部分は理想的にスイッチが動作することを前提に行われてきた。一方近年,実際の系において系の切り替わり時に遅延が発生し,系の定性的性質に大きな影響を与えることが報告された。このことから,先に提案された制御手法がスイッチング遅れを発生する系に対して適用可能であるか否かの確認は,実用的な観点からも解決すべき課題である。本稿では,スイッチング遅れを伴う断続力学系のカオスアトラクタに対するDFCおよびこれに基づく3種類の連続時間型制御法の有効性を検討する。まず,系の切り替わり時に遅延を伴う断続力学系を記述する。次に,それぞれの連続時間型制御法を示す。最後に,スイッチング遅れを伴う断続回路に対して連続時間型制御法を適用し,それらの可能性を考察する。(著者抄録)