抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
わが国の信号交差点の長い信号サイクル長は,短縮されるべきと考えられている。その際,歩行者の横断に配慮する必要があり,歩行者が横断歩道中央に設けられた中央帯で待つことのできる二段階横断方式の導入と合わせたサイクル長の短縮が一つの有効な手法である。そこで本研究では,自動車と様々な行動特性を持つ歩行者の双方を扱える交差点シミュレーションモデルを構築してこの手法の効果を検証し,更に先行研究の成果を組合せることで,二段階横断方式に伴うサイクル長の短縮を考慮に入れた実用的な交差点の設計・制御ガイドラインの試案を検討することにした。結果として,この手法が様々な規模の交差点において自動車・歩行者双方に対して有効である可能性が明らかになり,一方で自動車が飽和に近い状態ではサイクル長の短縮は行うべきでないこと,場合により歩行者現示を分割することで歩行者の横断時間を確保する必要があることなども合わせてわかった。(著者抄録)