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J-GLOBAL ID:201102208915045294   整理番号:11A2007950

函南原生林における暖温帯常緑広葉樹林と冷温帯落葉広葉樹林の境界域での林冠優占種実生の発芽及び定着数の標高による変化

CHANGES IN THE NUMBER OF EMERGED AND ESTABLISHED SEEDLINGS OF DOMINANT CANOPY SPECIES ALONG ALTITUDE AT THE BOUNDARY BETWEEN WARM-TEMPERATE EVERGREEN BROAD-LEAVED FOREST AND COOL-TEMPERATE DECIDUOUS BROAD-LEAVED FOREST IN THE KAN-NAMI PRIMARY FOREST
著者 (5件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 45-57  発行年: 2010年12月30日 
JST資料番号: L5498A  ISSN: 1340-4776  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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函南原生林を調査地に,暖温帯常緑広葉樹林と冷温帯落葉広葉樹林の植相境界を定める機構を検討した。標高の異なる3地点(600m,700m,800m)で1ha以上の調査区を設定し,2004年から2007年にかけて林冠優占7種の発芽と生存率を計測し,環境要因やリタートラップを設け物質生産量も調べた。実生発生年では標高が上がるにつれて常緑広葉樹アカガシとイヌガシの発芽数は減少したが,生存率は標高800mでも約50%を維持した。一方落葉樹5種の発芽と生存率は,種子供給だけでなく,光強度,腐葉土深度,落葉量といった環境要因とにより制限される低分布が限定要因であった。現在高い標高で常緑広葉樹が少ないのは,その分布密度が低く種子供給が少ないためであり,落葉樹の生存は常緑樹との競合による環境要因が重要である。従って地球温暖化で常緑広葉樹の分布標高の上限が高くなれば,落葉広葉樹の実生期再生を阻害するかも知れないと考察した。
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分類 (1件):
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植物生態学 
引用文献 (26件):
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