抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地球温暖化防止と生物多様性の主流化の実現の方策の一つとして,緑の基本計画を考察した。緑の基本計画は,1994年に都市緑地法が改正・制度化されて以来,数多くの市町村で策定された。今後の緑の基本計画には,地球環境問題に資する内容を盛り込むことが求められていた。次に,どのように緑の基本計画が対応すべきかについて考察し,地球環境問題に対応する際に必ず言及されるのが,緩和と適応であることを報告した。次に,気づきと学習の場を提供する都市緑地について報告し,今後は,地域の緑地の特性を活かした包括的な機会の提供を計画に盛り込むべきであることを提言した。最後に,主流化の担い手となる緑の基本計画について,既に緑の基本計画を策定済みの自治体においては,その成果を土台として生物多様性地域戦略を策定すべきであることを報告した。