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J-GLOBAL ID:201102210331959884   整理番号:11A0917487

干潟・藻場の再生事業:その問題点

著者 (1件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 53-60  発行年: 2011年 
JST資料番号: L3597A  ISSN: 1342-226X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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日本の海洋沿岸域には干潟,藻場(アマモ場,ガレモ場),砂浜,岩礁,砂堆,砂洲など多様な構成要素があるが,近年,沿岸開発に伴う埋立や沿岸汚染の進行とともに,自然の干潟や藻場が急速に失われている。生態系の破壊や生物多様性の減少の危険性の認識が高まり,自然再生推進法などの法律のサポートもあり,干潟・藻場等の保全・再生・創出が始められている。しかしながら,干潟再生事業によって創出された「人工干潟」は航路浚渫土の処分を主目的とするなど,自然の干潟とは大きくかけ離れており,生物多様性に乏しく,生物量が少なく,その維持に砂を補給せざるを得ないなど,多くの問題がある。干潟再生は干潟消失の最大の原因であった埋立地を可能なところから元の浅い海に戻し,無駄なダムや砂防ダム,海岸護岸を撤去して,河川からの運搬や海岸侵食で作られる土砂を供給して,自然の力で持続可能なものにすることが必要である。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (5件):
分類
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自然保護  ,  海洋汚濁  ,  海岸工学  ,  生態系  ,  植物生態学 
引用文献 (10件):
  • 1)向井宏(2001)干潟と海草藻場の保全.日本ベントス学会誌56,49.
  • 2)花輪伸一(2006)日本の干潟の現状と未来.地球環境.11,235-244.
  • 3)小倉紀雄(編)(1993)東京湾:100年の環境変遷恒星社厚生閣.
  • 4)せとうちネットのホームページ.http://w3.seto.or.jp/seto/kankyojoho/index.htm
  • 5)田中順・安部賢・菅高徳・小林健二(2009)アサリのすむ人工干潟をめざして:大島人工干潟の維持管理手法の検討て平成21年度国土交通省国土技術研究会一般発表).http://www.mlit.go.jp/chosahokoku/giken/pro-gram/kadai/pdf/ippan/ippan3-04.pdf
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