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J-GLOBAL ID：201102211946484262   整理番号：11A0665783

表面力装置による金属-高分子接着の評価 2

Surface Forces Study on Metal-Polymer Adhesion: 2

著者 (7件)： 水上雅史 (東北大 多元物質科研) ,  杉原理 (東北大 多元物質科研) ,  山辺秀敏 (住友金属鉱山) ,  安東勲雄 (住友金属鉱山) ,  黒川幸子 (住友金属鉱山) ,  栗原和枝 (東北大 多元物質科研) ,  栗原和枝 (東北大 原子分子材料科学高等研究機構)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 84  号： 3  ページ： 87-91  発行年： 2011年03月20日 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 異種材料の接合・接着特性を制御する要因を解明できれば,複合材料の高性能化,高機能化にむけて,具体的な設計指針を与えると期待される。本研究では表面力装置による接着力の精密測定と光学顕微鏡による接着面の同時観察により,三種類のNiCr膜(Ni100,Ni90Cr10,Ni60Cr40)とポリイミドフィルム間の接着を空気中への露出時間を変えて評価した。NiCr表面を空気中に露出後1時間以内の接着力の大きさはNi90Cr10>Ni60Cr40>Ni100となったが,Crを含む表面の接着力は露出時間にともない減少し,20時間後ではNi100>Ni90Cr10≒Ni60Cr40となった。一方,窒素雰囲気中では接着力の経時変化が抑制された。従来報告されているようにCrはポリイミドとの接着力の増加に寄与することが確認され,また空気中では容易に酸化されるため露出時間増加にともない接着力は減少することがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 金属薄膜 ,  高分子薄膜 ,  複合材料 ,  積層材料 ,  表面力 ,  *付着力 ,  *界面 ,  *ニッケル合金 ,  クロム含有合金 ,  *ポリイミド ,  精密測定 ,  経時変化 ,  光学顕微鏡法 ,  原子間力顕微鏡 ,  顕微鏡観察 ,  プラスチックフィルム ,  フレキシブル基板 ,  化学組成 ,  高分子膜 ,  空気 ,  窒素 ,  雰囲気 ,  固固界面 ,  窒素雰囲気
準シソーラス用語： *接着力

分類 (3件)： 接着  (WC07020V) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  固-固界面  (CB12060M)

引用文献 (21件)：

• 1) 水町 浩,鳥羽山 満 監修:“表面処理技術ハンドブック-接着・塗装から電子材料まで-”,エヌ・ティー・エス,p.20 (2000).
• 2) 宮原 隆,栗原和枝:日本接着学会誌, 35, 20 (1999).
• 3) M. K. Chaudhury, G. M. Whitesides: Langmuir, 7, 1013 (1991).
• 4) M. K. Chaudhury, G. M. Whitesides: Science, 255, 1230 (1992).
• 5) G. Y. Choi, S. Kim, A. Ulman: Langmuir, 13, 6333 (1997).

タイトルに関連する用語 (3件)： 表面力 ,  高分子 ,  評価