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J-GLOBAL ID：201102212689346445   整理番号：11A1537755

衝撃力を利用した環境振動・地震用TMDに関する研究

Research and Development of Tuned Mass Damper Using Impact Force for Environment Vibration and Earthquakes

著者 (6件)： 皆川佳祐 (埼玉工大 工) ,  藤田聡 (東京電機大 工) ,  小見俊夫 (東京電機大 工) ,  新野桂也 (東京電機大 大学院) ,  山方啓司 (特許機器) ,  宮野宏 (特許機器)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 77  号： 780  ページ： 2982-2992 (WEB ONLY)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建築物の床等の上下方向の環境振動等を抑制する制振装置として,現在,TMD(Tuned Mass Damper)が広く知られている。TMDは制振対象と逆位相に振動することで,対象の振動を抑制させる装置である。一方で,地震に対してもTMDの適用が期待されるが,地震に対してはTMDの応答が大きくなるため,設置スペースの関係から地適用は困難とされている。そこで,本論文では,地震時にはTMDを粘弾性体製の緩衝材に意図的に衝突させ,TMDの応答を抑制しながらも制振効果を維持する装置を提案する。本論文では,装置のコンセプト,数値解析による緩衝材特性の選定,振動実験による制振性能の検討等を報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *振動制御 ,  地震動 ,  緩衝材 ,  衝撃力 ,  *環境振動 ,  制振装置
準シソーラス用語： ダンパ ,  振動制御装置 ,  *TMD

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (15件)：

• (1) 安田仁彦,豊田満,“衝撃ダンパの制振作用について”,日本機械学会論文集(第1部),Vol. 43, No. 371 (1977), pp. 2544-2550.
• (2) 大亦絢一郎,岩田 行雄,“弾性支持された衝撃ダンパの制振効果について”,日本機械学会論文集C編,Vol. 45, No. 395 (1979), pp. 864-867.
• (3) Nigma, M.M., and Shabana, A.A., “Effect of an Impact Damper on a Multi-degree of Freedom System”, Journal of Sound and Vibration, Vol. 89, No. 4 (1983), pp. 541-557.
• (4) Bapat, C. N., and Sankar, S., “Single Unit Impact Damper in Free and Forced Vibration”, Journal of Sound and Vibration, Vol. 99, No. 1 (1985), pp. 85-94.
• (5) Sung, C.K., and Yu, W.S., “Dynamics of a Harmonically Excited Impact Damper: Bifurcations and Chaotic Motion”, Journal of Sound and Vibration, Vol. 158, No. 2 (1992), pp. 317-329.

タイトルに関連する用語 (5件)： 衝撃力 ,  環境振動 ,  地震 ,  TMD ,  研究