抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ソフトマターのレオロジーはメソスケールの内部構造変化と密接に関連する。ソフトマターのメソ構造が関与するレオロジーを「構造レオロジー(Structural Rheology)」と名付け,その一例として,サーモトロピック液晶のスメクチック相を取り上げる。最初に,スメクチック相のバルク中に含まれる転位ループの非束縛転移を介して,メソスコピックな欠陥であるフォーカルコニック・ドメイン(FCD)の構造変化について述べる。次に,このFCD構造変化がスメクチックの線形および非線形レオロジー挙動にどのように関与するのかを解説する。最後に,構造レオロジーの今後の展開について議論する。(著者抄録)