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J-GLOBAL ID：201102212758789443   整理番号：11A1917592

転炉系製鋼スラグを用いた浚渫窪地埋め戻し時の海域環境改善予測

Prediction of Marine Environment Improvement by Steelmaking Slag applied to Borrow Pits in the Seabed

著者 (8件)： 三木理 (新日本製鐵) ,  植木知佳 (新日本製鐵) ,  赤司有三 (新日本製鐵) ,  中川雅夫 (新日本製鐵) ,  畑恭子 (いであ) ,  永尾謙太郎 (いであ) ,  笠原勉 (いであ) ,  鈴木輝明 (名城大)
資料名： 海洋理工学会誌  (AMSTEC)
巻： 17  号： 1  ページ： 37-48  発行年： 2011年10月31日 
JST資料番号： L4244A  ISSN： 1341-2752  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究から得られた主要な結論を下記に示す。(1)転炉系製鋼スラグを浚渫土砂に混合・改質することにより,浚渫土砂からのリン,硫化物の溶出や藻類の増殖を抑制できることを実験で検証できた。(2)実海域への適用を想定したシミュレーションの結果,埋め立て材の種類によって水質濃度の改善効果に大きな違いはみられなかったが,生物に毒性が強い硫化水素等の還元物質の存在量の低減効果に着目すると,浚渫土よりスラグ混合土を用いた場合のようがより改善効果が大きく,施工部直上水での還元物質濃度を指標とした場合,浚渫土に比べ1.4倍程度の改善効果であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *製鋼スラグ ,  浚渫土 ,  環境シミュレーション ,  藻類 ,  *環境修復 ,  *埋戻し ,  *沿岸 ,  *浚渫
準シソーラス用語： 環境改善

分類 (1件)： しゅんせつ,埋立  (RA07080Y)

引用文献 (15件)：

• 中村由行. 東京湾における浚渫窪地の現状と問題点. 海洋理工学会平成18年度春季大会講演論文集. 2006, 1-4
• 武田和也. 三河湾における苦潮によるアサリ大量死と浚渫窪地内部の貧酸素化の状況. 海洋理工学会誌. 2006, 12, 2, 51-58
• 石田基雄. 三河湾における浚渫窪地修復事例と実現に至る経過. 海洋理工学会誌. 2006, 12, 2, 65-71
• 金子健司. 浚渫窪地における底質の極度の悪化と底生生物群集の動態-三河湾の事例-. 水環境学会誌. 2011, 34, 3, 47-55
• 鈴木輝明. 三河湾における環境修復事業の現状と課題. 海洋と生物. 2003, 146, 25, 3, 187-199

タイトルに関連する用語 (7件)： 転炉 ,  製鋼スラグ ,  浚渫窪地 ,  埋め戻し ,  海域 ,  環境改善 ,  予測