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J-GLOBAL ID:201102212802950664   整理番号:11A0492101

合成吸着剤を用いた機能性食品の分離精製技術

著者 (1件):
資料名:
号: 43  ページ: 137-147  発行年: 2010年04月30日 
JST資料番号: L8000A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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擬似移動床クロマト分離過程はHPLC法と同様のクロマトグラフィーの原理に従い,二つの成分を効率的に分離する工業技術である。今日ではさらに高度化され,改良型擬似移動床方式として発展している。そこでまず擬似移動床法の原理について述べ,充填カラムとしての分離剤(固定床),流量の最適化と定常状態の保持及び連続分離(移動床),擬似移動床法(SMB)の適用と実用化,実用上のカラム分割数(8~12床),改良型擬似移動床法(ISMB,カラム4床),工業規模装置の分散・集液機構における液流不均一性(拡散)の最小化について示した。次に擬似移動床分離技術の発展として,澱粉糖分野における擬似移動床分離,陽イオン交換樹脂によるフラクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)の配位子交換クロマトグラフ分離,糖アルコール類の分離精製,プロセス導入時の経済効果の予測について示した。最後に溶媒系のクロマトグラフ分離例(ビタミンE群)として,自然界のビタミンE(飽和側鎖を有するトコフェロール,不飽和側鎖を含むトコトリエノール),(各クロマン環のメチル基の数に基づく各4種の異性体:α-,β-,γ-,δ-トコフェロール及びトコトリエノール),米ぬか由来オイル成分分離用分離剤(シリカ系分離剤よりメタクリル系合成吸着剤が有利),ビタミンE原料のHPLC分析(溶離剤をトコフェノール群とトコトリエノール群に大別可能),分離剤SP2MGSによる単カラム検討の実施(溶媒組成ヘキサン/エタノール(92/8(v/v)),シミュレーション解析による最適運転条件の決定(平衡濃度分布の予測と高純度トコトリエノール分画のP-fraction組成),シミュレーション検討結果に基づく運転パラメータの初期条件(安定分離性能時における系内平衡濃度分布の測定結果,高純度・高回収率のトコトリエノールの取得)について示した。工業規模のクロマトグラフィー分離技術として擬似移動床分離の応用範囲の広がりが期待される。
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分類 (2件):
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クロマトグラフィー,電気泳動  ,  食品の分析 
物質索引 (6件):
物質索引
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引用文献 (2件):
  • 大倉 幸洋,”擬似移動床によるペニシリンGとVの分離”, 第146回液体クロマトグラフィー研究懇談会 (2000)
  • Adachi T, Isobe E: Use of synthetic adsorbents in preparative normal-phase liquid chromatography., J Chromatogr A vol.989 No.1 Page: 19-29(2003)
タイトルに関連する用語 (3件):
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