抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多層カーボンナノチューブ(MWCNT)の配向性を,方位分布関数によらずに定量的に取り扱うため,コンピュータシミュレーションによる極点図の再現に取り組んだ。ゴム材料中のMWCNT方位分布を規定するため,ロールによって天然ゴム(NR)とMWCNTを複合化したゴム材料を作製し,走査電子顕微鏡による直接観察によってMWCNTの配向を評価した。ミクロトームにより観察面を調整した試料では,MWCNTの配向は切削方向に大きく依存し,断面イオンポリッシャー(CP)による研磨を行った試料では,MWCNT配向の観察結果は圧延履歴から推測されるものと一致した。MWCNTの配向はロール延伸方向に優勢であり,さらに架橋時のプレスによる延伸により高くなった。MWCNTの配向分布は正規分布あるいは指数関数分布により近似可能であった。