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J-GLOBAL ID：201102215341965574   整理番号：11A1505415

鋼板用摩擦撹拌点接合技術の開発(第1報)ツール形状変更の効果

著者 (5件)： 坂村勝 (広島県総合技術研 東部工技セ) ,  大石郁 (広島県総合技術研 東部工技セ) ,  竹保義博 (広島県総合技術研 東部工技セ) ,  津村卓也 (大阪大 接合科研) ,  中田一博 (広島県総合技術研 東部工技セ)
資料名： 広島県立総合技術研究所東部工業技術センター研究報告  (Bulletin of Hiroshima Prefectural Technology Research Institute, Eastern Region Industrial Research Center)
号： 21  ページ： 1-8  発行年： 2008年10月31日 
JST資料番号： Z0736B  ISSN： 1882-3831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 先端にセラミックス製の球面プローブを有する接合ツールを用いて,低炭素鋼板SPCC(厚さ1mm)に対して摩擦撹拌点接合を行った。継手形状は重ねとした。その結果,接合強度はツール圧入深さが大きくなるほど大きくなった。また,裏当金として窪み付き裏当金を使用することで,接合強度はさらに大きくなり,球面プローブ材質が窒化珪素,ツール圧入深さ2.5mm,回転数1500RPM,裏当金窪みの深さ1mm,曲率半径8mmという条件で,接合強度最小値5.5kN,平均値7.4kN,最大値9.0kNを達成した。ツール先端に用いる球面プローブの材質としては,窒化珪素が最も有効であることが判った。しかし,回転数1500RPM,圧入深さ1.6mmという条件では,数百打点で球面肩部に摩耗が発生し,1000打点以下でツールとして使用できなくなった。そこで,回転数を760RPMに低減したところ,2505打点後も球面プローブの形状に変化はなく,接合強度の低下を抑制することできた。(著者抄録)

シソーラス用語： *摩擦溶接 ,  点溶接 ,  *低炭素鋼 ,  冷延鋼板 ,  重ね継手 ,  裏当て金 ,  窒化ケイ素 ,  回転数 ,  深さ ,  工具摩耗 ,  工具 ,  摩擦撹拌溶接
準シソーラス用語： SPCC ,  *工具形状 ,  摩擦撹拌接合 ,  溶接強さ

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (11件)：

• 1) W. M. Thomas et al.: International Patent Appl. No. PCT/GB92/02203.
• 2) 坂野律夫, 加藤喜久夫:溶接技術, 52, 99(2004).
• 3) 藤本光生, 古賀信次, 阿部奈津美, 佐藤 裕, 粉川博之:溶接学会論文集, 25, 553(2007).
• 4) 宮川 堅, 椿 正己, 安井利明, 福本昌宏:溶接学会論文集, 26, 42(2008).
• 5) 植松美彦, 戸梶惠郎, 戸崎康成, 栗田達夫, 村川瞬亮:溶接学会論文集, 26, 7(2008).

タイトルに関連する用語 (4件)： 鋼板 ,  摩擦撹拌点接合 ,  開発 ,  ツール形状