抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日向灘の主要浮魚類であるイワシ・アジ・マサバの資源管理,漁況・漁場予測の精度向上を図るため,現在の資源状況や日向灘における漁況の変化等を踏まえた資源生態研究を推進する。2002~2008年のトン数別のまき網漁業漁獲量,沿岸定線調査で採集された稚仔尾数,機船船曳網漁業によるシラス漁獲量を用いて,日向灘における沿岸発生群の特徴について考察した。日向灘へ大型成魚群が大量に来遊することにより卵稚仔の出現量は多くなるが,大型成魚群の来遊量と沿岸域へ加入する資源量との間には直接的な関係はないと考えられた。2~8月に日向灘に出現するカタクチ仔魚は春期と夏期を盛期にシラス漁場に加入し,秋期から沿岸域の小型まき網漁場に加入し,翌年の夏期には8~11cm台に成長し沖合域の中型まき網の漁獲対象となると考えられた。