抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「素形材産業技術賞・素形材センター会長賞」を受賞した「連続溶融めっき鋼板製造ライン用大型セラミックスロールの開発」について説明した。連続溶融めっき鋼板製造ラインでは溶融Zn合金あるいは溶融Al合金浴中でロールを使用する必要がある。従来はステンレス鋼の表面にWC-Co系材料を溶射したロールが主に使用されてきたが,溶損などのために短寿命である。窒化ケイ素系セラミックを材料とし,ロール胴体部と軸部に分割して製造し,接合により一体化して,大径のセラミックロールを開発した。直径250mmのサポートロールおよび直径530mmのシンクロールを製造した。サポートロールについてはZn合金めっきラインで使用日数,延べ90週間で溶損,摩耗はほとんど認められず,寿命は大幅に延長した。シンクロールについてはAl合金めっきラインで評価を行い,短期的には問題はなく,現在,長期性能を評価している。