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J-GLOBAL ID:201102218252235839   整理番号:11A0665559

日本の中央山脈を迂回して流れて関東地方に輸送されるアジアダスト

Asian Dust Transport to Kanto by Flow around Japan’s Central Mountains
著者 (7件):
資料名:
巻: 7A  号: Special_Edition  ページ: 32-35 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: U0028A  ISSN: 1349-6476  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2007年の3月末から4月初めに発生したアジアダストの期間(TAD-2007)中,浮遊粒子状物質(SPM)の質量濃度は,北陸地方と東北地方では4月1日早朝には急速に増加し始めたが,関東地方ではまだ低かった。北陸地方の地上ライダーとレーウィンゾンデ観測では,気温逆転層に対応して高度2kmまでの層にダストが観測されている。日本中央山脈の風下にあたる関東地方では,SPMの増大は東岸側から始まり,18JST以後に東風により西方に進んでいる。合成衛星雲画像とCALIPSOデータセットによると,日本本土と日本海を覆っていた雲は大気上層(>6km)にあり,その後の気象連続観測によると4月1日の昼間は山脈上空での雲凝結や降雨は観測されていない。これらの結果からみると,関東地方でのSPM増大の遅れは,ダストが中央山脈を迂回して間接的に輸送されてきたためであると考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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放射,大気光学 
引用文献 (11件):
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