大気モデル-第3講  広域輸送モデル-

速水洋

文献

J-GLOBAL ID：201102218594414085 整理番号：11A0166848

大気モデル-第3講広域輸送モデル-

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著者 (1件)：
資料名：
巻： 46 号： 1 ページ： A1-A5 発行年： 2011年01月10日
JST資料番号： S0850A ISSN： 1341-4178 CODEN： TKGAFA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：解説発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

広域大気質モデルについて概説した。特に,使用頻度の高いCMAQ(Community Multi-scale Air Quality)モデリングシステムを例にとり,大気質モデルの使用手順を具体的に示した。このモデルは広範な空間スケール(都市~大陸)の様々な大気環境問題(オゾン,粒子状物質,酸性沈降など)に適用できることを狙いとして開発された。CCTM(CMAQ Chemistry-Transport Model)はその本体を構成するプログラムであり,大気中に排出された原因物質が移流,拡散,気相化学,エアロゾル化学,雲・液相化学,沈降の各過程を経て変化する濃度と沈降量を計算,出力する。入力データを準備する際には排出量データのデータ設定が重要である。計算結果の検証は観測データの再現性を確認する必要がある。

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研究開発 , 気圏環境汚染 , 対流圏・成層圏の地球化学

引用文献 (5件)：

岡本眞一. 大気質モデルの性能評価について. 大気環境学会誌. 2007, 45, 212-226
森川多津子. 大気モデル-第1講排出インベントリ-. 大気環境学会誌. 2010, 45, A75-A82
森野悠. 大気質モデルの相互比較実験によるO3, PM2.5予測性能の評価-2007年夏季, 関東の事例. 大気環境学会誌. 2010, 42, A23-A33
山本光昭. 学術と行政の連携・対話の強化-大気環境データの更なる情報共有を手始めに-. 大気環境学会誌. 2010, 45, 4
吉川康雄. 大気モデル-第2講排出インベントリ-. 大気環境学会誌. 2010, 45, A83-A92

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