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J-GLOBAL ID:201102219148812952   整理番号:11A1039926

剥皮加工歩留まりに関連するタマネギ球形質の解明

Clarification of the Characteristics of Onion Bulbs in Relation to Workability and Productivity of Peel Processing
著者 (3件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 139-142 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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タマネギの剥皮加工における歩留まりに関連する球形質を明らかにすることを目的に,様々な形状のタマネギを材料に用いて,実験室規模で剥皮加工試験を行った.計測したタマネギ球の形質間では,球重と調製重および歩留まりと球高は強い正の相関を示したが,剥皮加工に要する作業時間については,重さや大きさに関連する形質と有意な関係はなかった.タマネギ剥皮加工の作業効率を時間あたりの加工量と定義した場合,大きくて重い球の利用によって作業効率は向上すると考えられた.剥皮加工歩留まりと球高との関係について,球重に代わり体積の近似値を用いてモデル解析を試みた.回転楕円体の公式により体積の近似値(V1)として“V1 = (4πa2b)/3,π:円周率,a:横半径,b:縦半径”を用いた場合,球の上下をそれぞれx mm切り落としたときの剥皮加工歩留まり(R)は“R = d(3 - d2)/2,ただしc = b - x,d = c/b”で表されることから,剥皮加工歩留まりの変動要因は球高のみであることが明らかとなった.よって,タマネギの剥皮加工における歩留まりは,球高の高い球を用いることで改善されると考えられた.剥皮加工歩留まり予測式より得られた予測値は実測値と良く適合したことから,国内のタマネギ品種・系統の剥皮加工における歩留まり評価に利用できると考えられた.(著者抄録)
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分類 (2件):
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野菜  ,  作物育種一般 
引用文献 (8件):
  • 小林茂典.2006.野菜の用途別需要の動向と国内産地の対応課題.農林水産政策研究.11: 1-27.
  • 農林水産省.2008.加工・業務用野菜の取扱いに関する意識・意向調査結果.〈http://www.maff.go.jp/j/finding/mind/pdf/20080828cyosa.pdf〉.
  • 農林水産省.2009.園芸統計.平成20年度版.90-109.農林水産省.東京.
  • 佐藤 裕・永井 信・伊藤喜三男・田中征勝・吉川宏昭・浦上敦子・室 崇人.1999.たまねぎ新品種「トヨヒラ」の育成とその特性.北海道農試研報.168: 47-57.
  • 瀬古龍雄.1969.球径測定による立ち毛カンランの球重推測について.新潟園試研報.1: 167-177.
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