抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は,マグニチュード9.0の巨大地震であった。今回,地盤工学会第一次調査団として宮城県北部を対象とした合同調査に従事し,道路と鉄道の地上(線状)構造物の被害状況につき報告した。結果の一部しか紹介できなかったが,今回の調査により次のことが言える。1)沿岸部の道路,鉄道の被害は津波によると考えられるものが多い。但し,津波襲来までの地震動による損傷の程度は分からない。2)内陸部や津波の影響を受けなかった沿岸部の道路,鉄道の被害は,過去の地震被害と同じ形態が多い。3)津波による被害形態は,盛土では洗掘・流出,軌道・路盤では軌道の移動・流出,路盤の洗掘等である。橋梁,舗装の被害についても述べた。