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J-GLOBAL ID：201102220088061454   整理番号：11A0885155

炭酸カルシウム成形体の強度発現の現象論的解析

Phenomenological Analysis on Strength Development of Casting Calcium Carbonate

著者 (6件)： 尾池哲郎 (九州工大) ,  伊東啓太郎 (九州工大) ,  行平信義 (田川産業) ,  在永末徳 (近畿大) ,  乗政全成 (コンステック) ,  真鍋征一 (セパシグマ)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 18  号： 352  ページ： 123-127  発行年： 2011年05月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水酸化カルシウム(Ca(OH)₂)は炭酸ガス(CO₂)を吸収して高強度の炭酸カルシウム(CaCO₃)成形体となる。本法は廃棄物の成形に適した製造技術であり,リサイクル建材にも適用されている。しかし,廃棄物の添加は硬化機構を複雑化し,強度発現や硬化現象の予測が困難である。成形体の炭酸化モデルをろ過の目詰まり機構の基本理論であるHermans-Bredee式で数式化し,実験結果と比較した。成形体の圧縮強度と炭酸化率の経時変化を調べた結果,強度と炭酸化率の増加速度は時間と共に減少し,CO₂の内部への透過速度が低下した。加圧力が高いと初期の強化速度は大きくなるが,最終強度は比較的小さくなった。加圧力が低いと初期強度が小さく,最終強度は大きくなった。

シソーラス用語： *炭酸カルシウム ,  *機械的性質 ,  機械的強度 ,  硬化 ,  廃棄物処理 ,  添加物効果 ,  強度発現 ,  数学モデル ,  炭酸化 ,  水酸化カルシウム ,  二酸化炭素 ,  成形 ,  速度 ,  濾過 ,  圧力効果 ,  粒度分布 ,  細孔 ,  多孔質体 ,  圧縮強さ ,  転化率 ,  経時変化 ,  時効 ,  式
準シソーラス用語： プレス成形 ,  透過速度 ,  予測式

分類 (1件)： 石膏,プラスタ  (YC05020J)

引用文献 (8件)：

• 浅野駿吉. 窯協. 1971, 79, 82-91
• MATSUDA, O. J. Soc. Inorg. Mater. Japan (Gypsum & Lime). 1973, 125, 170-178
• MATSUDA, O. J. Soc. Inorg. Mater. Japan (Gypsum & Lime). 1981, 170, 35-39
• SAKAEDA, N. J. Soc. Inorg. Mater. Japan (Gypsum & Lime). 1974, 133, 229-234
• YASUE, T. J. Soc. Inorg. Mater. Japan (Muki-materiaru). 1994, 1, 370-379

タイトルに関連する用語 (5件)： 炭酸カルシウム ,  成形体 ,  強度発現 ,  現象論 ,  解析