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J-GLOBAL ID:201102220460318440   整理番号:11A1751878

サーミスタ材料としてのMn-Co-Ni三成分系立方晶スピネル単一相酸化物焼結体の電気的特性に関する研究

Study on Compositional Dependence of Electrical Properties for Sintered Thermistors of Mn-Co-Ni Oxides with Monophase Cubic Spinel Structure
著者 (2件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 237-246  発行年: 2011年10月20日 
JST資料番号: G0788A  ISSN: 1347-4774  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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この報告では,Mn-Co-Ni三成分系立方晶スピネル単一相酸化物焼結体の電気特性に関する研究に関連して,主に電気特性の組成依存性を系統的に論じた。また,サーミスタ材料評価に有用な各種特性の等価線図の作成も行った。具体的には,このMn-Co-Ni三成分系の酸化物焼結体の格子定数と電気特性の等価線図を求め,各特性の広範囲における組成依存性を分析した。Mn2-xCo2xNi1-xO4(0≦x≦1)において,xの減少にともなう格子定数の減少には,スピネルを構成する陽イオン中でもっともイオン半径が小さい6配位位置のCo3+の減少が関与していることが分かった。導電率はMn1.5Co1Ni0.5の組成付近で最高値を示し,CoとNi量がさらに増加すると減少した。Mn1.75Co0.5Ni0.75とMn1Co1.75Ni0.25を結ぶ線を境に半導体特性が変化して,線より低Ni濃度側ではp型,高濃度側ではn型であった。単一相焼結体の電気特性は,スピネル中の6配位位置のMn3+とMn4+の比とMn量に依存する。この焼結体の伝導は,小型ポーラロンホッピング伝導によるものである。等値線図の完成により,任意のサーミスタ材料の設計が可能になり,今後のサーミスタ材料の利用分野の拡大にもつながる。
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その他の無機化合物の電気伝導 
引用文献 (30件):
  • 二木久夫. 感温半導体の実際. 1973, 1
  • 二木久夫. 温度センサ. 1980, 31
  • 麻生進. 電化. 1951, 19, 295
  • 川口千夫. 日立評論. 1951, 33, 943
  • 二木久夫. 日立評論. 1951, 33, 1061
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