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J-GLOBAL ID：201102220545342235   整理番号：11A0135844

触媒反応に対して重要であるサブピコ秒運動を好む緩速立体配座運動

Slow Conformational Motions That Favor Sub-picosecond Motions Important for Catalysis

著者 (4件)： PINEDA J.R.Exequiel T. (Albert Einstein Coll. Medicine, New York, USA) ,  ANTONIOU Dimitri (Albert Einstein Coll. Medicine, New York, USA) ,  SCHWARTZ Steven D. (Albert Einstein Coll. Medicine, New York, USA) ,  SCHWARTZ Steven D. (Inst. Hautes Etudes Scientifiques, Bures-sur-Yvette, FRA)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 48  ページ： 15985-15990  発行年： 2010年12月09日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 機能的に重要運動はヘモグロビンとミオグロビンのような分子中の配位子の結合特性にとり重大であることは長年にわたって受入れられてきた。蛋白質は広範囲の時間規模で運動する。立体配座運動は凍結立体配座景観中での出来事として見ることができる遷移状態交差よりもはるかに緩速であるミリ秒の桁である。著者らは数100フェムト秒の時間規模をもつ特異型運動を記述するため「高速動力学」という言葉を用いた。この高速動力学は高速サブピコ秒運動を含むが,数フェムト秒の間隔をもつ典型的結合振動よりも緩速である。酵素反応において,理論と最新実験は触媒反応過程の化学的段階における高速(ピコ秒)時間規模での運動の重要性を確認し始めている。見落としているものは緩速立体配座ゆらぎが重要として同定される高速運動にいかに関連しているかの明確な物理的絵図である。このような高速動力学がヒト心臓乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)とプリンヌクレオシドホスホリラーゼ(PNP)が触媒する反応における反応座標の中心である転移経路サンプリング方法論を示した。LDHに対するこの問題に関する理論解析を示した。緩速立体配座運動が特異的高速運動を好むので触媒反応的に十分であるとして見分けられる立体配座へ系をいかにもたらすかを調べた。

シソーラス用語： *乳酸デヒドロゲナーゼ ,  ヒト ,  心臓 ,  *立体配座 ,  ゆらぎ ,  *触媒反応 ,  ピコ秒 ,  経時変化 ,  *酵素反応 ,  標本抽出 ,  反応座標 ,  ドナー-アクセプタ対 ,  位相幾何学 ,  クラスタ分析 ,  活性部位 ,  アミノ酸残基 ,  プログラムパッケージ ,  計算機シミュレーション ,  分子動力学 ,  力の場 ,  ポテンシャル障壁 ,  化学反応 ,  遷移状態 ,  方法論 ,  プリンヌクレオシドホスホリラーゼ
準シソーラス用語： CHARMM ,  クラスタ解析 ,  サンプリング【統計】 ,  トポロジー ,  時間規模 ,  反応障壁

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (4件)： 触媒反応 ,  サブピコ秒 ,  運動 ,  立体配座