抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フラクタル解析による再結晶過程における凍結食品中の氷結晶の形状変化の定量的評価および凍結食品中の再結晶化の進行速度を予測する試みについて概説した。凍結マグロ魚肉を用い,フラクタル解析を行った結果は,既往の研究報告の氷結晶の貯蔵中における形状変化の定性的な特徴と一致し,凍結した豆腐でも同様であった。筆者らは,モデル食品として複数の異なる糖溶液を用い,凍結濃縮相の水の運動性と再結晶化速度の関連を実験的に明らかにすることを試みた。凍結濃縮相の水の自己拡散係数に対して,再結晶化速度定数をプロットすると,良好な正の相関関係が得られ,凍結濃縮相の拡散係数が分かれば,再結晶化速度定数の大小関係が予測可能であることを示唆した。