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J-GLOBAL ID:201102221094564448   整理番号:11A0155644

水性イオン液体溶液中塩析効果の理解に向けて;蒸気-液体平衡,液体-液体平衡,体積,圧縮率及び電気伝導度挙動

Toward an Understanding of the Salting-Out Effects in Aqueous Ionic Liquid Solutions: Vapor-Liquid Equilibria, Liquid-Liquid Equilibria, Volumetric, Compressibility, and Conductivity Behavior
著者 (4件):
資料名:
巻: 114  号: 49  ページ: 16528-16541  発行年: 2010年12月16日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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イオン液体(IL)の溶液特性を変える特別な電解質作用効果の起源は不明であるが,報告されている。この作用効果を明らかにするため,水混和性ILの水性溶液へ種々の塩を添加することによって生じる塩析効果を調べた。多様な塩がILの気液平衡,液液相図,体積,圧縮率及び電気伝導度特性に及ぼす効果を特性化した。ILは1-アルキル-3-メチルイミダゾリウム([Rmim];R=ブチル,ヘプチル及びオクチル)の臭化物及びヨウ化物である。蒸気圧浸透圧測定と改良等圧法両者を用いることによってIL,クエン酸二水素ナトリウム(NaH2Ct),クエン酸水素二ナトリウム(Na2HCt)及びクエン酸三ナトリウム(Na3Ct)を含む水性二成分及び三成分溶液について水の活量測定を行った。温度,電荷がクエン酸ナトリウム塩アニオンに及ぼす効果とILのアルキル鎖が調べた系の気液平衡に及ぼす効果を調べた。三成分系すべての一定水の活量線は半理想的水和モデルから誘導した線形等圧関係(Zdanovski-Stokes-Robinson則)から負の大幅変位を示し,三成分溶液に対する蒸気圧抑制は三成分溶液の同じモル濃度をもつ対応二成分溶液の蒸気圧抑制和よりも大きかった。溶質-水と溶質-溶質相互作用の面で結果を説明した。種々の温度で(NH4)3Ct,K3Ct,Na3Ct,(NH4)2HPO4及び(NH4)3PO4添加が[C4mim][I]を含む水溶液の液液相図,見かけのモル体積,等圧圧縮率及び電気伝導度に及ぼす効果を調べた。ILと二相系を形成する種々の塩の相対濃度と調べた塩の水から水溶液へIL移動の見かけのモル体積と等圧圧縮率間に関係があることを見いだした。
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分類 (1件):
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融解塩 
物質索引 (7件):
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