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J-GLOBAL ID:201102222208439831   整理番号:11A1944082

ppGppはin vitroの葉緑体翻訳系のペプチド鎖伸長周期を阻害する

ppGpp inhibits peptide elongation cycle of chloroplast translation system in vitro
著者 (8件):
資料名:
巻: 78  号: 1-2  ページ: 185-196  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: W0811A  ISSN: 0167-4412  CODEN: PMBIDB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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葉緑体はRelA-SpoT相同酵素によってGDPとATPからグアノシン3′,5′-(ビス)ピロリン酸(ppGpp)を生成する共通の生合成経路を持っている。現在までに葉緑体におけるppGppの幾つかの仮想標的が示唆されているが,その大半は未確認である。この研究では,エンドウ(Pisum sativum)から単離した葉緑体抽出物に基づくin vitro蛋白質合成系を開発することによって,ppGppが葉緑体の翻訳装置に及ぼす効果を調べた。この葉緑体抽出物は安定したin vitro蛋白質合成活性を示し,その活性は様々なタイプの抗生物質に感受性を示した。著者らは,ppGppが,毒性を示す非加水分解性GTP類似体であるグアノシン5′-(β,γ-イミド)三リン酸(GDPNP)と同様に葉緑体の翻訳活性を用量依存的に阻害することを示した。また,エンドウ葉緑体抽出物におけるペプチド鎖伸長活性の尺度としてポリウリジル酸に指示されるポリフェニルアラニン合成を調べた。ppGppとGDPNPは,抗生物質のフシジン酸やチオストレプトンと同様にこの翻訳系のペプチド鎖伸長周期を阻害したが,供試したppGppの濃度と同様の範囲のGDPはこの活性に影響を及ぼさなかった。ppGppは細菌の翻訳系に影響を及ぼすが,これらの結果はppGppが葉緑体の翻訳系にも直接影響を及ぼしていることを示した。著者らは,細菌での翻訳におけるppGppシグナル伝達系の役割が葉緑体の翻訳系でも保存されていることを示唆した。Copyright 2011 Springer Science+Business Media B.V. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  細胞構成体の機能 
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