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J-GLOBAL ID:201102223151307832   整理番号:11A1309927

三宅島2000年噴火後の生態系の回復過程-巨大噴火に対する陸上生態系の応答-三宅島2000年噴火後の植生変化

著者 (3件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 157-165  発行年: 2011年07月30日 
JST資料番号: G0845B  ISSN: 0021-5007  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2000年噴火以降の植生にみられた変化について,著者らの既存の報告を中心にして紹介する。噴火初期の植生被害は,陥没カルデラの形成に伴う山頂部の消失,泥流の発生,火山灰の堆積による被害であった。山頂部の消失によりハコネコメツツジなどが島内で絶滅した可能性がある。火山灰放出の終息後も,二酸化硫黄を含む火山ガスの放出が続いたため,噴火後も樹木被害が進行し,植生は退行的に変化した。その一方で,特定の草本種が増加した。草本優占種の変化としては,オオシマカンスゲからハチジョウススキへと変化する地点が多かった。2005年以降オオバヤシャブシなどの木本は全体増加傾向にあるが,増加がみられない地点も多く,場所によってはハチジョウススキ優占群落が長期的に成立し続ける可能性がある。噴火と二酸化硫黄放出によって島内で減少した種がある一方で,噴火後に特異的に増加した種もみられた。その一つであるユノミネシダは火山ガス濃度の高い島の東部に多く出現した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物生態学  ,  自然災害 
引用文献 (39件):
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