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J-GLOBAL ID：201102224080761703   整理番号：11A0983289

チアジニル粒剤のイチゴ炭疽病に対する防除効果

著者 (1件)： 樋口康一 (鹿児島県農業開発総合セ)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 65  号： 6  ページ： 356-359  発行年： 2011年06月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： イチゴ炭疽病について病害抵抗性誘導剤であるチアジニル粒剤の防除効果を調べた。イチゴ炭疽病の被害が大きくなるのは高温多湿となる夏期でイチゴの育苗期にあたる。育苗中に防除効果が発現できるような薬剤使用法を検討するため,鉢受け方式によるポット育苗について試験した。チアジニルは病原菌には直接的な抗菌活性をもたないが,全身獲得抵抗性(SAR)の誘導により防除効果を示すものとされ,親株または子苗の株元の周囲に薬剤を静置する方法で処理した。親株処理区と親株および子苗の処理区で発病が少なく,子苗のみの処理区では防除効果を認めなかった。ランナー切断2週間後の子苗に炭疽病菌を接種した場合は防除効果を認めたが,ランナー切断4週間後の接種では防除効果を認めず,子苗での防除効果は経時的に低下するものと考えられた。

シソーラス用語： *イチゴ ,  *炭疽病【植物】 ,  タマカビ目 ,  耐病性 ,  誘導 ,  *農業殺菌剤 ,  育苗 ,  生体防御 ,  植物病原菌 ,  茎 ,  施設栽培
準シソーラス用語： Glomerella cingulata ,  ランナー ,  全身獲得抵抗性 ,  *病害抵抗性誘導

分類 (3件)： 果樹  (FC03042G) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y) ,  微生物に対する農薬  (FB06040Q)

物質索引 (1件)： チアジニル

引用文献 (7件)：

• 1)樋口康一・尾松直志(2010):九病虫研会報56:9~12.
• 2)稲田 稔(2010):植物防疫64:790~793.
• 3)石川成寿ら(1989):関東病虫研報36:87.
• 4)----ら(1992):日植病報58:580.
• 5)岡山健夫(1988):植物防疫42:5~9.

タイトルに関連する用語 (4件)： チアジニル ,  粒剤 ,  イチゴ炭疽病 ,  防除効果