文献

J-GLOBAL ID：201102225659827516   整理番号：11A0140071

可塑剤としてPolytetrahydrofuranを用いたAP/HTPB系推進薬の機械的特性と燃焼特性

Mechanical properties and burning characteristics of AP/HTPB composite propellant using polytetrahydrofuran as a plasticizer

著者 (1件)： 甲賀誠 (防衛大)
資料名： Science and Technology of Energetic Materials  (Science and Technology of Energetic Materials)
巻： 71  号： 5-6  ページ： 145-150  発行年： 2010年12月31日 
JST資料番号： F0476A  ISSN： 1347-9466  CODEN： STEMCH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 少量のポリテトラヒドロフラン(PTHF)を末端水酸基ポリブタジエン(HTPB)に添加することによって,HTPBの硬化特性,機械的物性と熱分解性を改善できると報告された。本実験では,可塑剤としてPTHFを添加されたAP/HTPB系推進薬の硬化特性,機械的特性と燃焼特性について調べた。PTHFを添加することによって,未硬化推進薬の粘度増加率を低下できることがわかった。推進薬の硬度に対するPTHFの影響は小さかった。引張り特性はPTHFの添加によって変化させることができた。引張り強度と伸びはAP含有率とPTHFの分子量にほとんど依存しなかった。理論的には,推進薬の比推力はPTHFを添加することによって増加できることがわかった。一方,推進薬の熱分解性と燃焼速度は,PTHF添加の影響をほとんど受けなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンポジット推薬 ,  爆薬 ,  複合材料 ,  *HTPB ,  過塩素酸アンモニウム ,  可塑剤 ,  *ポリテトラメチレンオキシド ,  添加物効果 ,  硬度 ,  引張強さ ,  熱安定性 ,  比推力 ,  燃焼速度 ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： ポリテトラヒドロフラン

分類 (1件)： 各種爆薬と推薬  (YE06020W)

引用文献 (11件)：

• KOHGA, M. Propellants Explosives Pyrotechnics. 2009, 34, 436
• MENKE, K. Propellants Explosives Pyrotechnics. 2009, 34, 218
• ABOU-RACHID, H. Propellants Explosives Pyrotechnics. 2008, 33, 301
• MIN, B. S. Propellants Explosives Pyrotechnics. 2008, 33, 131
• PANT, C. S. Propellants Explosives Pyrotechnics. 2007, 32, 461

タイトルに関連する用語 (6件)： 可塑剤 ,  Ap ,  HTPB ,  推進薬 ,  機械的特性 ,  燃焼特性