抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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使用するセメント種類によるコンクリート強度増進の温度依存性の相違を,鉱物組成を指標としてとらえ直し,強度増進の温度・時間依存性を記述する手法を提案することを目的とした研究である。はじめにセメントペーストの実験を行い,強度増進を担うセメント鉱物(C
3S,C
2S)の反応の温度依存性を評価した。次にモルタルを用い,強度増進の温度依存性を評価し,鉱物組成の影響を検討した。研究結果の要約は,1)C
2Sの反応の温度依存性は積算温度で表せない,2)強度増進の温度時間依存性は等価材齢で表すことができ,見かけの活性化エネルギーはセメントのC
2S割合から算定できる,3)材齢と強度増進の関係を表す強度増進曲線の形状は,セメント種類により異なり,ゴンベルツ曲線を近似した時には曲線形状を決定する係数をC
3S割合から算出できる。