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J-GLOBAL ID:201102226464786790   整理番号:11A1266159

Linuxオペレーティングシステムにおける高分解能タイマベースパケットペーシングメカニズム

High-Resolution Timer-Based Packet Pacing Mechanism on the Linux Operating System
著者 (4件):
資料名:
巻: E94-B  号:ページ: 2199-2207 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: L1369A  ISSN: 0916-8516  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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パケットペーシングは,トラヒックの短時間規模バースト性低減でよく知られた技術であり,ソフトウェアベースパケットペーシングはタイマ割り込みベース法およびギャップパケットベース法という二つの手法に分類される。前者は超頻繁な周期性タイマ割り込みを扱うオペレーティングシステムを必要とし大きなオーバヘッドを招くため,ギガビットクラスのネットワークに実装することは初期的に困難である。一方,ギャップパケットベースパケットペーシングメカニズムはタイマ低減に依存することなく正確なペーシングを実現する。しかし,レート制御の正確性を保証するため,システムではワイヤレートにおけるパケット送信が可能でなければならない。本論文では,サブマイクロ秒分解能タイマを用いてパケットの伝送タイミングを決定する高分解能タイマベースパケットペーシングメカニズムを提案した。高分解能タイマは従来型低分解能周期性タイマと比較し軽量なメカニズムである。ハードウェアプロトコルオフロード技術およびマルチコア考慮ネットワークプロトコルスタックにおける近年の進歩に伴い,高分解タイマベースパケットペーシングが実用的になったことを確信した。実験の結果は,提案メカニズムがレート制御の正確性を損なうことなくシステムの広い領域で動作可能であることを示した。しかしトラヒッククラス数が増加した場合,ギャップパケットベースペーシングメカニズムに比較し高い計算機負荷となることを確認した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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オペレーティングシステム  ,  トラヒック理論 
引用文献 (17件):
  • PHANISHAYEE, A. Measurement and analysis of TCP throughput collapse in cluster-based storage systems. USENIX FAST 2008, Feb. 2008
  • VASUDEVAN, V. Safe and effective fine-grained TCP retransmissions for datacenter communication. ACM SIGCOMM 2009, Aug. 2009
  • TATEBE, O. The second trans-pacific grid data-farm testbed and experiments for SC2003. IEEE/IPSJ SAINT 2004 Workshops, Jan. 2004, 26-30
  • YOSHINO, T. Performance optimization of TCP/IP over 10 Gigabit Ethernet by precise instrumentation. Proc. 2008 ACM/IEEE Conference on Supercomputing, SC'08, Nov. 2008
  • TAKANO, R. Design and evaluation of precise software pacing mechanisms for fast long-distance networks. PFLDNet 2005, Feb. 2005
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