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J-GLOBAL ID:201102227059448743   整理番号:11A0760594

アカスジカスミカメによる斑点米被害発生要因の解析

著者 (3件):
資料名:
号: 61  ページ: 125-128  発行年: 2010年12月28日 
JST資料番号: F0809A  ISSN: 0368-623X  CODEN: KNBKAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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これまで,アカスジカスミカメによる斑点米被害要因については割れ籾や雑草の影響など多くの研究がなされてきたが,これらを体系づけて解析した事例はない。複数の要因を解析し,順列を付けることは,アカスジカスミカメによる斑点米被害対策を講じる上で有効である。そこで斑点米の混入率のほ場間差の要因と斑点米被害を防止するための重要な要因を明らかにする目的で,2003年から2008年に岩手県病害虫防除所が調査をした延べ297ほ場を対象に,これまでの知見を参考とし,各ほ場の斑点米混入率を目的変数,アカスジカスミカメの有無,割れ籾率,本田雑草の有無,畦畔雑草の有無,周辺雑草の有無,殺虫剤によるカメムシ防除の有無の6要因を説明変数として数量化I類により解析した。その結果,影響が大きかったのは順に本田内雑草の有無カメムシの有無,割れ籾の有無であった。一方,既存の対策として示されている畦畔管理,周辺の草地管理,殺虫剤による防除の影響は低い結果となったが,効果的かつ確実な防除のためには,斑点米被害の原因となりうる要因をどれだけ排除できるかが重要であると考えられる。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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稲作  ,  栽培的防除  ,  昆虫・ダニによる植物被害 
引用文献 (14件):
  • 後藤純子・伊東芳樹・宍戸 貢 (2000) 水出内におけるヒエ類とアカスジカスミカメ (旧称: アカスジメクラガメ) による斑点米との関係. 北日本病虫研報 51: 162-164.
  • 林 英明 (1986) アカスジメクラガメの生態と防除植物防疫 40: 321-326.
  • 飯村茂之 (1992) 斑点米を発生させるアカスジメクラガメの寄主選好性. 東北農業研究 45: 101-102.
  • 菅 広和・大友令史・鈴木敏男 (2006)2005年岩手県における斑点米多発要因. 北日本病虫研報 57: 118-121.
  • 菅 広和・佐藤由美子 (2008) 斑点米被害を軽減する水稲出穂期前後の畦畔雑草管理. 北日本病虫研報 59: 239 (講要).
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