抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地球温暖化の大きな要素である二酸化炭素を固定することは,その削減の一環として有効である。本稿では,そのための新しい提案として,バイオマスの炭化とそれを用いた土壌改質について示した。この考え方は,単に二酸化炭素固定だけでなく農村地域振興の役割を果すことを意図している。著者はこの活動をカーボンマイナスプロジェクトと名づけ,そのスキームと課題について示した。それらは,二酸化炭素ライフサイクルアセスメント,経済効率と炭素効率,二酸化炭素排出権の国際価格とバイオ炭価格,地域における安価なバイオ炭生産,一般住民とつながる地域エコブランド農作物,バイオ炭の炭素定量分析等と認証システム,バイオ炭の農地土中埋設を通じた炭素隔離の課題,エコブランド農産物と企業CSR,カーボンクレジットの販売および消費者の環境貢献型ブランドの捉え方の現状と今後の方策である。