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J-GLOBAL ID：201102227493844363   整理番号：11A0471635

駿河湾海洋深層水で培養したヒジキの生長とヒ素含有量の変化

著者 (8件)： 原雄一郎 (東海大 大学院海洋学研究科) ,  長谷川和清 (東海大 海洋研) ,  澤本彰三 (東海大 海洋研) ,  岡本一利 (静岡県水産技研) ,  二村和視 (静岡県水産技研) ,  吉川尚 (東海大 海洋) ,  佐藤義夫 (東海大 海洋) ,  加藤登 (東海大 海洋)
資料名： 海洋深層水研究  (海洋深層水利用学会全国大会海洋深層水講演要旨集)
巻： 10  号： 1  ページ： 19-26  発行年： 2009年11月30日 
JST資料番号： L5983A  ISSN： 1345-8477  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 駿河湾海洋深層水を用いて褐藻ヒジキを培養した場合の生長と含有成分のヒ素に対する影響について検討した。水深397mと687mより汲み上げられた深層水を用い,かけ流し方式でヒジキ幼芽を7週間培養した。結果,397m深層水で培養したヒジキ幼芽の増量率は,687m深層水で培養した場合と比較して高かった。次に,397m深層水と表層水(24m)で沼津産および下田産のヒジキ藻体を培養したところ,6週目での増量率は表層水(24m)で培養した場合に比べ,各々1.6倍および2.3倍となった。また藻体中の総ヒ素含有量は,深層水では乾燥重量で5.2μg/gまで減少し,表層水のそれでは12μg/gまでとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒ素 ,  成長解析 ,  拮抗作用 ,  深層水 ,  *ホンダワラ科
準シソーラス用語： ヒジキ ,  駿河湾

分類 (2件)： 植物に対する影響  (EE04030Z) ,  植物の生化学  (EH01050J)

引用文献 (22件)：

• DaCosta, E. W. B.(1972) Variation in the toxicity of arsenic compounds to microorganism and the suppression of the inhibitory effects by phosphate. Appl. Microbiol, 23, 46-53.
• 藤田大介 (1990) 富山湾の深層水で培養したマコンブの生長. 藻類, 38, 189-191.
• Food Standards Agency (2004a) Ref: R938-28 Agency advises against eating hijiki seaweed. http://www.food.gov.uk/news/pressreleases/2004/jul/hijikipr.
• Food Standards Agency (2004b) FSIS 61/04: Arsenic in seaweed. http://www.food.gov.uk./multimedia/pdfs/arsenicseaweed.pdf.
• 花岡研一 (2004) 海洋生態系におけるヒ素化合物の動態に関する研究. 日本水産学会誌, 70, 284-287.

タイトルに関連する用語 (7件)： 駿河湾 ,  海洋深層水 ,  培養 ,  ヒジキ ,  生長 ,  ヒ素 ,  含有量