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J-GLOBAL ID：201102228461710507   整理番号：11A1731250

赤外線サーモグラフィを用いたはく離ひび割れの定量評価に関する基礎的研究

著者 (5件)： 高谷哲 (京大 大学院工学研究科) ,  阿川清隆 (西日本高速道路 技術本部) ,  橋本和明 (西日本高速道路エンジニアリング四国) ,  山本貴士 (京大 大学院工学研究科) ,  宮川豊章 (京大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 11  ページ： 279-284  発行年： 2011年10月28日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄筋コンクリート中の鉄筋の腐食によって発生する,かぶりコンクリートのひび割れを検討した。このひび割れは,劣化の加速や美観・景観が問題となるだけでなく,かぶりコンクリートのはく落の原因となる。鉄筋腐食の膨張圧実験を行った。各損傷段階における赤外線サーモグラフィ測定を行うことにより,劣化の進行が赤外線画像に与える影響を検討した。その結果,次の結論を得た。1)はく離ひび割れと周辺部との温度差は,はく離ひび割れの発生後,急激に大きくなる。2)赤外線サーモグラフィを用いることにより,定量的なはく離ひび割れの進展予測が行える可能性がある。

シソーラス用語： *サーモグラフィー ,  *亀裂 ,  剥離 ,  評価 ,  基礎研究 ,  腐食 ,  劣化 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  構造物 ,  金属腐食
準シソーラス用語： 定量評価 ,  鉄筋コンクリート構造物 ,  鉄筋腐食 ,  *剥離亀裂

分類 (2件)： コンクリート工事  (RA07040G) ,  腐食  (WB03030B)

引用文献 (6件)：

• 1) 橋本和明,明石行雄,林詳悟:赤外線サーモグラフィ法における熱画像診断支援システムの提案,第65回土木学会年次学術講演会, 2010.9
• 2) 高谷哲,荒木弘祐,服部篤史,宮川豊章:コンクリート破壊エネルギーGF算出方法に関する研究,コンクリート工学年次論文報告集, Vol.27, No.2, pp.163-168,2005
• 3) 橋本和明,明石行雄,川西弘一:橋種別の熱的環境と部材内の熱流を考慮した赤外線サーモグラフィ法の留意点,コンクリート工学年 次論文集,Vbl.31, pp.2041-2046,2009
• 4) 荒木弘祐,服部篤史,宮川豊章:鉄筋の腐食膨張によるかぶりコンクリートのはく離現象とその予測,土木学会論文集,No.802/V-69, pp.209-222, 2005
• 5) 鳥取誠一,宮川豊章:中性化の影響を受ける場合の鉄筋腐食に関する劣化予測,土木学会論文集,No.767/V-64, pp435-46,2004

タイトルに関連する用語 (5件)： 赤外線サーモグラフィ ,  はく離 ,  ひび割れ ,  定量評価 ,  基礎的研究