抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本海側を中心とする豪雪地帯では毎年,融雪に起因する土砂災害が発生している。この土砂災害は,融雪によって発生した水分が土壌に供給されることにより発生する災害といえ,融雪水量を推定するための気象・融雪観測が重要となる。本稿では,融雪による土砂災害の減災を目指す取り組みとして,融雪に起因する土砂災害の移動特性の事例を示し,2008年岩手・宮城内陸地震被災流域における気象・融雪観測の事例を紹介した。融雪に起因する土砂災害の移動特性(谷地地すべり地の概要とその移動メカニズム,2005年新潟県中越地方融雪土砂土砂災害における土壌への水分供給),2008年岩手・宮城内陸地震被災流域における気象・融雪観測(対象地域及び観測項目,融雪水量の推定方法,観測結果),今後の課題について述べた。