文献

J-GLOBAL ID：201102230577137647   整理番号：11A0478883

液中プラズマとは何か

Plasmas in and Contact with Liquids

著者 (1件)： 安岡康一 (東京工業大学)
資料名： 電気学会誌  (電気学会雑誌)
巻： 131  号： 2  ページ： 72-75 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0011A  ISSN： 1340-5551  CODEN： DGZAAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： さまざまな波長の電磁波(光)を放射する,高温,高エネルギー状態に出来る(衝撃波の発生),化学的活性種(ラジカル)を容易に多量に供給できるなどの,気中プラズマの特長について説明し,次に液中プラズマの生成方法とそれぞれの特徴を概観した。水中の有機物分解には,OHラジカルが有効であるが,寿命が大気中でミリ秒以下と短いため,大気中では,ラジカル生成と利用とを分離する方法は利用できないが,液中プラズマであれば,ラジカルの生成と消費が同じ場所で行われるので,ダイオキシンなどの難分解有機物の分解が実現できる。

シソーラス用語： *放電 ,  放電成形 ,  *プラズマ ,  ラジカル ,  プラズマ生成
準シソーラス用語： *放電プラズマ ,  *液中プラズマ

分類 (2件)： 液体・固体中の放電  (BJ03030E) ,  プラズマ生成・加熱  (BJ02060E)

引用文献 (7件)：

• 安岡. 液中・液界面プラズマの科学と応用 ガス処理・水処理・殺菌からバイオ・物質創成まで. 平成22年電気学会全国大会シンポジウム. 2010, 1-10
• LOCKE, B. R. Electrohydraulic Discharge and Nonthermal Plasma for Water Treatment. Ind. Eng. Chem. 2006, 45, 882-905
• 秋山秀典. 水中プラズマが拓く新しい無機・有機・バイオプロセス. プラズマ核融合学会誌. 2008, 84, 10, 664-694
• 安岡. 水中・水界面プラズマによる水処理研究の進展 (解説). 電学論A. 2009, 129, 1, 15-22
• BRUGGEMAN, P. Non-thermal plasmas in and in contact with liquids. J. Phys. D : Appl. Phys. 2009, 42

タイトルに関連する用語 (1件)： 液中プラズマ