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J-GLOBAL ID：201102231031545112   整理番号：11A0608706

ポリアクリレート-金属界面相の物性と構造

Physical Properties and Structure of the Interface between Polyacrylates and Metals

著者 (4件)： 松田靖弘 (静岡大 工) ,  加藤義尚 (静岡大 創造科学技術大学院) ,  田坂茂 (静岡大 工) ,  田坂茂 (静岡大 創造科学技術大学院)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 47  号： 3  ページ： 89-97  発行年： 2011年03月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリアクリレートと金属との界面における相互作用を,ポリアクリレートが金属から受ける影響,金属がポリアクリレートから受ける影響の両面から検討した。金属に接触させたポリアクリレートの薄膜に対して,示差走査型熱量測定(DSC),誘電緩和測定を行うことで,金属が高分子に与える影響について調べた。ポリアクリレート中のカルボニル基と界面金属との相互作用によって,高分子鎖の運動性が低下した界面相の形成が見られた。一方で,高分子から金属への影響を調べるために低融点の合金を高温でポリアクリレートと機械的に混合することによって,両者のコンポジットを得た。このコンポジット中での金属の融解・結晶化挙動や構造をDSC,透過型電子顕微鏡観察,X線回折測定,レオロジー測定などから考察した。コンポジット中ではナノサイズの金属微粒子の形成が観測され,界面相での金属融点の低下が見られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポリアクリル酸エステル ,  *銀 ,  *コンポジットレジン ,  運動性 ,  示差走査熱量測定 ,  誘電緩和 ,  結晶化 ,  高分子薄膜 ,  真空蒸着 ,  接着剤 ,  転移温度 ,  誘電正接 ,  カルボニル基 ,  ナノ粒子 ,  温度依存性
準シソーラス用語： *界面相互作用 ,  *低融点合金 ,  融点降下 ,  *界面特性 ,  *接着性

分類 (4件)： アクリル樹脂  (YH07110K) ,  接着剤の性質・試験  (YK02000Q) ,  その他の物理的・機械的性質  (WB02040F) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

引用文献 (39件)：

• TRETINNIKOV, O. N. Chem. Phys. 1996, 97, 753
• BEAUCAGE, G. J. Polym. Sci. Polym. Part B Phys. Ed. 1993, 31, 319
• KEDDIE, J. L. Europhys. Lett. 1994, 27, 59
• WALLACE, W. E. Phys. Rev. E. 1995, 52, R3329
• FORREST, J. A. Phys. Rev. E. 1997, 56, 5705

タイトルに関連する用語 (2件)： ポリアクリレート ,  物性