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J-GLOBAL ID：201102231317544261   整理番号：11A0995168

コンクリートの乾燥収縮率に及ぼす配合および作製条件の影響

著者 (3件)： 今井忠男 (秋田大 大学院工学資源学研究科) ,  平澤祐介 (秋田大 大学院工学資源学研究科) ,  杉本文男 (秋田大 大学院工学資源学研究科)
資料名： 建設用原材料  (Construction Materials)
巻： 19  号： 1  ページ： 11-18  発行年： 2011年03月22日 
JST資料番号： L1872A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリートの乾燥収縮機構に関し従来から多くのモデル式が提案されてきたが,現場の試験データを十分説明できず,実測データのみが重視される傾向にある。本研究では,セメントペースト量,骨材およびコンクリート中のペーストの乾燥収縮率を用いたコンクリートの乾燥収縮率のモデル式を提案し,実験で検証した。加えて骨材粒度,水セメント比や空気量等の配合条件を変えた実験を行い,施工条件に応じたコンクリートの乾燥収縮率推定の可能性を検討した。その結果,普通コンクリートの乾燥収縮率は骨材による拘束状態のセメントペーストおよび骨材の乾燥収縮率で決定されることが明らかになった。セメントペーストの乾燥収縮率は配合および製作条件で異なり,ヤング率が低下すると増加傾向を示した。本モデル算定式と実験から骨材の安全な乾燥収縮率基準値として395μが得られた。

シソーラス用語： *コンクリート ,  *乾燥収縮 ,  セメントペースト ,  水セメント比 ,  骨材 ,  モデリング ,  養生 ,  期間 ,  比率 ,  混合セメント ,  調合
準シソーラス用語： 養生期間

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (10件)：

• 1) 馬場明生(1976):コンクリートの乾燥収縮の複合機構、日本建築学会関東支部研究報告集、409-412.
• 2) 日本コンクリート工学協会(2010):コンクリートの収縮問題検討委員会報告書,日本コンクリート工学協会,pp.81-95.
• 3) 大野和男(1953):モルタル及びコンクリートの乾燥收縮と霾裂防止に關する研究、北海道大學工學部研究報告、Vol.9、pp.49-110.
• 4) 仕入豊和(1961):セメントペースト量とコンクリートの乾燥収縮量の関係に関する研究、日本建築学会研究報告、No.58、pp.13-16.
• 5) Hobbs,D.W.(1971):The dependence of the bulk modulus, the Young's modulus, creep, shrinkage and thermal expansion of concrete upon aggregate volume concentration, Materials & Structures, Vol.4, No.20, pp.107-114.

タイトルに関連する用語 (4件)： コンクリート ,  乾燥収縮率 ,  配合 ,  作製条件