抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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家畜排せつ物の利活用システムの実現を目指し,標記の検討を行った。現状の課題としてして,以下の点を挙げた。1)メタン発酵プロセスでの肥料成分の物質収支,消化液の肥料特性についての情報が十分でない。2)消化液の肥料効果や液肥利用に伴う環境影響が明らかになっていない。3)消化液を液肥として利用するメタン発酵システムの温室効果ガス排出削減効果などの環境負荷低減効果が明らかになっていない。プラントの運転データの解析,ライシメータ試験による窒素溶脱量および温室効果ガス発生量の測定,などを通じて,環境影響を検討した。その結果,消化液を液肥として利用することにより,メタンとしてエネルギーを得られると同時に肥料成分を有効利用でき,また環境負荷の低減に貢献できると結論付けられた。