文献
J-GLOBAL ID:201102233142774555   整理番号:11A0401145

構造物技術 グラウト充填不良を有するPC桁の鋼材破断後の耐力評価法

Evaluation Method for Load-carrying Capacity of Incompletely-grouted PC Girders with Broken Tendons
著者 (6件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 11-16  発行年: 2011年02月01日 
JST資料番号: X0700A  ISSN: 0914-2290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
PC桁では,PC鋼材の劣化を防止するためにシースとPC鋼材の隙間をクラウトで充填することが必須である。しかしながら,様々な理由によりグラウトがシース内部に完全には充填しておらず,その結果,鋼材が腐食し,破断した事例が報告されている。鋼材の劣化は,PC桁の力学性能を大きく変化させ,構造物の使用性や安全性幻を脅かすことから,PC鋼材が破断したPC桁の力学性能を評価し,それに応じた補修・補強を実施することが重要である。なお,グラウトがシースに充填されていると,PC鋼材が破断しても鋼材とグラウトの付着力の存在により,鋼材の緊張力がPC桁に伝達するために,プレストレスカがPC桁に部分的に確保される可能性がある。したがって,より合理的にPC桁の力学性能を評価するためには,残存プレストレス量を評価することが必須であるため,グラウトとPC鋼材の付着特性を把握することが重要となる。そこで本研究は,安全性の視点からグラウト充填不良を有するPC桁が,PC鋼材破断後に有する曲げ耐力を,鋼材とグラウトの付着特性に着目することで,適切に残存プレストレス量を評価することを目的とした。すなわち検討では,一軸供試体のPC鋼材破断実験を行い,PC鋼材の種類およびグラウト強度の関数としたPC鋼材とグラウトの付着特性を取得することで,鋼材破断後にPC桁に残存するプレストレス量を把握した。そして,残存プレストレス量を用いたグラウト充填不良を有するPC桁の鋼材破断後の曲げ耐力評価法を提案し,この評価法をPC桁の載荷試験結果と比較することで検証した。その結果,1)プレストレスの変化を測定するPC鋼材の破断試験より,各種要因がプレストレスの減少に及ぼす影響を把握し,鋼材破断後のプレストレスの評価法を提案した。2)鋼材破断に伴うプレストレスの減少を考慮したPC桁の曲げ耐力の評価法を提案し,鋼材を切断したPC梁の静的載荷試験により妥当性を検証した。更に,PC桁の健全度評価における残存耐力の評価法を示した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
コンクリート構造 

前のページに戻る