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J-GLOBAL ID：201102233337520019   整理番号：11A0663348

本数密度の異なるスギ・ヒノキ林における航空機LiDARによる単木の立木幹材積推定

Estimating individual stem volumes of Sugi (Cryptomeria japonica D. Don) and Hinoki (Chamaecyparis obtusa Endl.) with differing densities using airborne LiDAR

著者 (4件)： 伊藤拓弥 (宇都宮大 農) ,  松英恵吾 (宇都宮大 農) ,  執印康裕 (宇都宮大 農) ,  内藤健司 (宇都宮大 農)
資料名： 写真測量とリモートセンシング  (Journal of the Japan Society of Photogrammetry and Remote Sensing)
巻： 50  号： 1  ページ： 18-26  発行年： 2011年03月11日 
JST資料番号： G0203A  ISSN： 0285-5844  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 森林資源量の把握手法として,航空機で取得するLiDARデータによる単木の立木幹材積推定法について検討した。日本の人工林の主要樹種であるスギとヒノキの大学演習林林分を対象とし,LiDARデータから作成したDCHM画像を基に単木樹冠を判別し,樹高と樹冠表面積を推定した。また,現地調査により二変数材積法を用いて立木幹材積を算出した。それらの結果を基に,LiDARデータによる立木幹材積推定式を作成し,その推定精度を検証するとともに,推定式による結果と現地調査結果との関係を確かめた。一方,立木幹材積推定における本数密度の影響は認められなかった。以上により,LiDARデータからスギとヒノキ単木の立木幹材積推定が可能であることを示した。但し,その推定精度は樹冠表面積の推定精度に依存する傾向があり,単木樹冠の判別精度が課題といえる。

シソーラス用語： *人工林 ,  *材積 ,  森林調査 ,  スギ ,  ヒノキ ,  ディジタル画像 ,  樹冠 ,  樹高 ,  表面積 ,  樹幹 ,  立木密度 ,  現地調査 ,  近似式 ,  予測技法 ,  精度 ,  *LIDAR ,  推定式 ,  予測精度
準シソーラス用語： *レーザレーダ ,  DCHM画像

分類 (2件)： 測樹学  (FF01040T) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (24件)：

• 伊藤拓弥. 航空機LiDARによる森林資源量推定-スギ・ヒノキの樹高・樹冠量による立木幹材積推定式の検討-. 写真測量とリモートセンシング. 2008, 47, 1, 26-35
• 伊藤拓弥. 航空機LiDARによる樹冠の再現性. 日本森林学会誌. 2009, 91, 5, 326-334
• 近藤正巳. 宇都宮大学農学部附属船生演習林材積表調整について-その一 ヒノキー. 宇都宮大学農学部演習林報告. 1961, 1, 1-12
• 近藤正巳. 宇都宮大学農学部附属船生演習林スギ材積表. 宇都宮大学農学部演習林報告. 1963, 2, 27
• 田口仁. LiDAR点群データを用いた樹冠形状モデルに基づく単木樹冠抽出および樹高推定. 日本リモートセンシング学会誌. 2008, 28, 4, 331-341

タイトルに関連する用語 (9件)： 数密度 ,  スギ ,  ヒノキ林 ,  航空機 ,  LIDAR ,  木 ,  立木 ,  幹材積 ,  推定