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J-GLOBAL ID：201102234510082797   整理番号：11A0768694

水性木材保護塗料の耐候性能評価(II)-重ね塗り再塗装後の性能-

Weatherability of water-borne wood preservative semi-transparent coatings (II)-Performance of coatings after re-finishing without removing old finish-

著者 (5件)： 片岡厚 (森林総合研) ,  山本健 (広島県総合技研 西部工技セ) ,  川元スミレ (森林総合研) ,  小林正彦 (森林総合研) ,  木口実 (森林総合研)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 37  号： 2  ページ： 64-73  発行年： 2011年03月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木材保護塗料の塗替えの耐候性能に及ぼす効果を検討するため,前報の24か月間の屋外暴露試験:暴露I期を終えたスギ心材を試片とし,同じ塗料(水性6種,油性2種)を用いて重ね塗りによる再塗装を施し,24か月間の屋外暴露試験(暴露II期)を行った。再塗装の塗布量は全ての塗料が初回塗装を上回った。仕上がり色調は明度と彩度が初回塗装より低下する傾向が多くの塗料で見られた。全ての塗料が暴露I期を上回る変色抑制効果を示し,多くの塗料が暴露I期を上回る撥水度維持効果を示した。これは塗布量の増加に起因した。表面欠陥の抑制効果はI期とII期で差がなかったが,塗料性能の順位は維持された。

シソーラス用語： *塗装 ,  *水性塗料 ,  保護膜 ,  *耐候性 ,  耐候性試験 ,  曝露試験 ,  屋外試験 ,  スギ材 ,  心材 ,  色相 ,  明度 ,  彩度 ,  変色 ,  抑制
準シソーラス用語： *再塗装 ,  色調 ,  保護皮膜 ,  抑制効果 ,  撥水性

分類 (2件)： 製材・加工  (FF05032S) ,  塗料の性質  (YJ03020Q)

引用文献 (12件)：

• 1) 木口実: 木材の気象劣化と耐候処理 1. 木材の気象劣化因子と劣化機構, 木材保存, 19 (6), 262-271(1993).
• 2) 木口実, 片岡厚, 土居修一, 森満範, 長谷川益夫, 森田慎一, 金城勝, 嘉手刈幸男, 今村祐嗣: 地域別暴露による木材保護着色塗料の耐候性評価, 木材保存, 22(3), 150-158(1996).
• 3) 本橋健司, 大島明: 木材保護塗料の耐久性評価, 日本建築学会構造系論文集, 588, 35-42 (2005).
• 4) 木材塗装研究会編: “木材の塗装”, 海青社, 2005, pp. 70-72.
• 5) 日本建築学会: “建築工事標準仕様書・同解説JASS 18 塗装工事(第6次改定)”, 2006.

タイトルに関連する用語 (5件)： 木材保護塗料 ,  耐候性 ,  能 ,  評価 ,  再塗装